獅子舞の舞に欠かせない篠笛の曲目を紹介していきます。
篠笛は、ささら獅子舞には欠かせないものです。獅子と篠笛は阿吽の呼吸で舞をつくりあげていきます。
=============================================================================
【獅子舞の支える楽器(篠笛)】
獅子舞で使用される篠笛は、昔から手作りでの篠笛が使われてきました。その篠笛にはそれぞれに個性があり、何とも言えない音に味がありました。
ただ、その篠笛を作れる方が少なくなってきたこと。また、篠笛奏者の育成において、篠笛の個性は吹くときの癖や演奏の難しさにつながっていました。
数年前より篠笛奏者の育成などを目的に、プロが作った篠笛を使用するようになりました。その笛は、六穴四本調子の篠笛を使用しています。
購入させて頂いたのは、東京浅草寺近くにある篠笛、尺八等を専門に扱っている小倉楽器店です。店頭での篠笛に書かれたブランド名は”光和”になります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(有)小倉楽器店
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
=============================================================================
【ささらの楽曲の組合せ】
舞をささえる篠笛は、一見複雑な組合せのように聞こえますが、いくつかのフレーズの組合せと繰り返しになっています。
”道中下り”
獅子や笛方が練り歩くとき吹かれるメロディで、舞が始まる前に吹かれます。
↓
↓
↓
”すりだし”
面化を先頭に獅子方が法眼、中獅子、後獅子が蹲踞の姿勢からこのメロディが聞こえると立ち上がり、
足を踏み出しながら面化、獅子が舞い始めます。
↓
↓
↓
獅子方が法眼、中獅子、後獅子が横一列にならび、面化は中獅子の前に立ちます。
↓
↓
↓
”おかざっきん”
このメロディが成り始める獅子は頭を前後に大きく振り、法眼と後獅子は回転しながら、
背中と背中をあわせていきます。中獅子もあわせて体を横にして前後に動いていきます。
↓
↓
↓
獅子方が横に並びます。獅子方が横に並んだところから、演目の変化が起こります。
——————————————————————————–
【笹掛かり】
↓
↓
↓
”笹掛かり”
【鐘巻】
↓
↓
↓
”鐘巻”
【花割り(花がかり)】
↓
↓
↓
”花割り(花がかり)”
↓
↓
↓
”面化追い”
【弓くぐり(弓がかり)】
↓
↓
↓
”弓くぐり(弓がかり)”
———————————————————————————-
方眼の太鼓の合図が入ります。
↓
↓
↓
”ちらし”
方眼の合図と共にテンポの良いリズムのメロディと共に獅子達が喜びを表します。
↓
↓
↓
獅子方が横に並び、ドン、ドンという音と共に歌がはじまります。
”歌”
森も林も
蝉の声も
鳴りをしずめて歌の節を聞け
↓
↓
↓
”しぼっけ”
↓
↓
↓
”たちぶえ”